ぎっくり腰

ぎっくり腰のメカニズムをご紹介、理解することで予防可能!

ぎっくり腰とはそもそもどういう状態を指すのか。西洋医学の観点から言えば、原因や発祥のメカニズムはほとんど解明されていないのが現状です。ぎっくり腰というのは全ての急性腰痛の俗称であり、正式な医学用語ではありません。一般的に、ぎっくり腰は何かの衝撃や急な動きによって引き起こされるものであり、腰の筋肉の痙攣とそれに伴う組織の炎症とされています。

ほとんどの場合、ぎっくり腰は腰の筋肉が固まっている状態になっており、クシャミなどのささいなきっかけで痙攣をおこします。筋肉は多くの筋繊維で構成されていて、これが束になって伸縮し体を動かしています。腰にもこの筋繊維は存在します。筋肉がリラックスしている状態ならば伸縮に支障はありませんが、逆に筋肉が凝り固まっている状態では、筋肉の伸縮が阻害されてしまいます。緊張状態にあるといっても良いでしょう。

この緊張状態が、先ほども述べたようにクシャミなどささいなきっかけで一気に縮まってしまい、この急激な変化に周囲の筋肉や靭帯が耐え切れず炎症を起こしてしまうのです。これがぎっくり腰なのです。ぎっくり腰の痛みは、この筋肉の急激な縮みよりも腰の近くにある靭帯が傷ついたり、炎症を起こした方の痛みが大きいケースが多いようです。

また、ぎっくり腰は骨盤の仙骨と腸骨の2つからなる仙腸関節の損傷により起こる場合も、要因の大多数を占めます。構造的には腸骨がずれている状態です。これは、骨盤を支える筋肉が弱くなってずれる場合と、仙腸関節を構成する軟部組織の栄養不足により仙腸関節の体を支える能力が低下し、ずれる場合の2種類が挙げられます。

これらの要因から導き出されるのは、やはり筋繊維の凝り。この緊張状態を緩和するには、ストレスを溜めないこと、運動不足を解消することが有効的です。運動することで、筋肉の伸縮をスムーズに行うための筋繊維を鍛えることができ、そしてストレスの解消も行えるのです。

とはいえ、最初からハードな運動をするのではなく、日常生活でできることから始めてみてください。歩く距離を増やすとか、階段の昇り降りを増やしてみるなど負担のないところからで良いのです。無理をせず、継続することが一番の予防策になるのです。


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