ぎっくり腰

テーピングでぎっくり腰の安静期間を短縮する方法

テーピングはみなさんのイメージにあるようにスポーツ選手がよく使っています。しかし、スポーツ用のテーピングと腰痛の時に使うテーピングは素材からして違っています。簡単にご説明すると、スポーツ用テーピングは伸びないテープを使用しており、痛いと思う位置まで曲がってしまわないように固定する為のものです。スポーツにはもちろん有効ですが、ぎっくり腰や腰痛では違います。腰痛用のテーピングは、伸縮性があるテープを用います。よく見る腕などをぐるっと1周まくような方法ではなく、筋肉の流れに沿って貼るものです。

自分で貼ることができればよいのですが、腰は両手がしっかり届く位置ではないので2人1組での実施をおすすめします。比較的簡単で効果的な貼り方をご紹介します。準備としてテープを20~25cmほどの長さでカットします。縦方向が長くなるように置き、下側5~7cmほどを残して上の残りを縦半分に切ります。ちょうど、アルファベットの「Y」の字のような格好になると思います。

何回も貼りなおしていては、患者に負担がかかりますしテープの無駄です。イメージしておく事ですんなり貼ることができますので、きちんとイメージを固めましょう。まずはYの字にカットしておいたテープをおしりの上のあたりから貼っていきます。1本足の部分を全て貼り終えてから、「Y」の上の部分はアルファベットの「U」のようにまるみを帯びた状態にして貼っていきます。この時のポイントとしては、テープを引っ張り過ぎない事です。皺がよるのを避けるためついつい引っ張ってしまうと思いますが、引っ張る力は最小限にしましょう。

イメージが固まったところで、実際に貼っていくわけですが、ぎっくり腰の方はあまり身動きがとれません。しかし、しっかりと貼る為には腰の皮膚をのばしきった状態を作らなければいけません。おすすめの方法は、横向きで寝る方法です。ぎっくり腰の方に横向きで寝てもらい、ひざをかかえるように丸まってもらいましょう。つらい場合はひざを少しひきよせる程度でかまいません。腰の皮膚がしっかり伸びた状態になれば準備完了です。上記でご説明したとおりの手順で貼ってみましょう。

貼る事自体はそこまで難しくありませんので、皆様問題ないかと思います。貼り終えたあとにまっすぐ立ってみるとテーピングに皺がよるので失敗とお思いかもしれませんが、これは失敗ではなく、正しい貼り方ができたという事になります。腰痛用のテーピングでは引っ張らずにはるので皺はよるものですし、先ほど前傾姿勢をとっていたので皺がよらないほうがおかしいのです。

貼る事自体に難しさはありません。やらずにずっと寝ているよりは、ためしに貼ってみたほうが有益ではないでしょうか。ここでは文章だけで書きましたが、専門書やインターネット上で図解での説明はたくさんありますので、あわせて参考にしてみてはいかがでしょう。


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