ぎっくり腰

ぎっくり腰で寒気がするのは激痛への反応・・正しい診断と処置を!

ぎっくり腰というのは、腰に疲労が溜まっている状態の時に、何かの拍子に腰に急激な力が加わった場合に起こります。きっかけは重い物を持ち上げたり、腰を捻ったり、くしゃみをしたりといった場合が多いものです。急激に激しい痛みに襲われ、2、3日は激痛が続きます。ほとんどの場合、一週間ほどで痛みもひき、数週間で完治となります。

とても激しい痛みのため、中にはショック症状として、寒気を感じる場合もあります。通常2、3日の激痛の時期には安静にして患部を冷やすことが大切です。血管を収縮し、痛みを軽減させるためです。しかし、寒気がする時に冷やすのはあまり良くありません。この場合は身体を温め、安静を保ちましょう。原因はあくまでもぎっくり腰なのですから、とにかく動かさずに早く治すのが第一です。激痛が治まれば寒気も治まります。鎮痛薬などで少しでも痛みを軽減させ、ひどい場合は整形外科を受診しましょう。

ただ、整形外科的な理由以外でも、寒気が起こることがあります。要因がぎっくり腰でも他の病気を併発していたり、実はぎっくり腰のような症状でも他の病気であったりする場合です。このような場合は痛みが長引いたり、他の症状が出てくるものですが、寒気が起こるというのは、全身性疾患である場合がほとんどです。痛みが長引いたり、しびれや他の場所が痛むという場合は整形外科的な病気が考えられますが、寒気・発熱の症状が出る場合は、基本的に内科的疾患、特に感染症が原因である可能性が高いのです。

感染症にも様々なものがありますが、主なものとしては感染性心内膜炎や多発性骨髄腫などが挙げられます。もちろんこういった病気である場合は、専門的治療が必要となります。

ですから、激痛が治まっても寒気が続く、また腰の痛みだけでなく寒気がひどいといった場合は、早めに整形外科でレントゲンなどの診察を受け、原因を特定してもらいましょう。単なるぎっくり腰の激痛による寒気なら良いですが、そうでない場合は悪化しないうちに他の病気の治療をすることが重要です。


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