ぎっくり腰

左側だけが痛む・・そんな片側の痛みもぎっくり腰には当たり前!?

ぎっくり腰というのは、重い物を持ち上げたり、腰を捻ったり、くしゃみをしたりといった何かの拍子に、腰に急激な力が加わって起きるものですが、実はもともと腰の筋肉に疲労が蓄積されている場合に起こりやすいのです。疲労が蓄積されて弱っている腰の筋肉が、急激な力によって損傷し、炎症を起こすのです。いわば腰の捻挫です。そして、この損傷した筋肉の場所によって、痛む場所も違ってきます。

2、3日は激痛で動けないほどのつらいものですが、この腰の痛みも人それぞれで、真ん中が痛む人もいれば、左右どちらかの腰が痛むという人もいます。この左右どちらかの痛みの場合、骨盤の歪みや、腰椎の筋肉がどちら側に腫れているかによります。左側に腫れていれば左側の腰が痛みますし、右側に腫れていれば右側が痛むのです。

背骨の歪みによって椎間板が変形して起こる「椎間板ヘルニア」なども、この左右どちらかの痛みに関係しています。この椎間板ヘルニアの症状として、神経が圧迫されて起こる「坐骨神経痛」というものがありますが、この坐骨神経痛によって腰に疲労が溜まります。この状態が積み重なると、ぎっくり腰になりやすいのです。長時間のデスクワークや車の運転をしたり、重い物を運ぶといった仕事で坐骨神経痛がひどくなると、何かの拍子にぎっくり腰になりやすいのです。

そして、この椎間板ヘルニアが左側にあるか右側にあるかで圧迫される神経もどちら側かになり、坐骨神経痛が出るのもどちらか片側である場合が多いのです。結果、ぎっくり腰の痛みも左側であったり右側であったりするというわけです。

疲労が溜まったり、冷えたりすると、このぎっくり腰への悪循環が起きやすいので、普段から腰に負担の掛かりやすい人は、日常生活において注意が必要と言えますね。腰を冷やさず、負担の掛からない姿勢や動作を心掛け、腹筋や背筋などの腰回りの筋肉を鍛えることが効果的でしょう。

また、腸の位置によって、便器気味の人は左側、下痢気味の人は右側が痛くなりやすいという説もありますが、これはあまり根拠がないといえましょう。

しかし、問題となるのが、腎臓や脾臓など、内臓の炎症などが要因となっている場合です。こうした他の病気が原因で、左側、もしくは右側にぎっくり腰の痛みが出ているようであれば、もちろんそちらの治療が必要となります。ですから、数週間以上痛みが続くようであれば、早めに整形外科を受診し、レントゲンでの診断を受けることをおすすめ致します。


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