ぎっくり腰

鍼灸をぎっくり腰の治療に有効活用する方法

ぎっくり腰は筋肉が痙攣を起こしている事が多いので、鍼灸により余計な刺激を与えずピンポイントに筋肉の痙攣を抑えるのは、非常に有効な対処法だといえます。ぎっくり腰に対す根源的な治療や予防策とは言いがたいですが、とりあえず痛みを抑えたいという方には一番向いているかもしれません。ただし、鍼灸は原理のわからない経験則的な施術が多いので、その効果は術者の方の技量に強く影響されます。なので、事前に評判の良し悪しを調べるのが半ば必須ともいえます。

以上の性質上、鍼灸は初めてぎっくり腰をやって慌てて向かうというよりは、何度もぎっくり腰に悩まされている人が、整形外科などで根源的な治療を受ける傍ら、実際にぎっくり腰になった時の療養所のような形で普段からチェックを入れる、という利用法が向いているのではないかと思われます。いわゆる西洋医学と東洋医学の双方からアプローチする事で、より効果的な治療を望める事もあるでしょう。

また、先ほど鍼灸はぎっくり腰に対する根源的な治療法ではないといいましたが、ぎっくり腰は姿勢や骨の歪みから来る事も多いので、鍼灸により筋肉をほぐして姿勢を良い状態に保つ事で、長い眼で見れば慢性的なぎっくり腰を改善の方向へ向ける可能性もあります。そのような利用法をする場合は、漠然と鍼灸へ向かうのではなく、運動などで腰を動かした後にリラックスするつもりで鍼灸に行くのが良いでしょう。筋肉というのは負荷をかけなければ発達しませんが、逆に負荷を掛けっぱなしでも発達せず、強い負荷をかけた後は急速が必要なのです。特に腰は日常的に負荷のかかりやすい場所なので、鍼灸は鍛えたい筋肉の休息を図る上でうってつけとも言えるでしょう。運動にこだわらずとも、重労働をした後などに通うだけで結構違ってくると思います。もちろん、腕の良い術者にかかれるならという条件は付きますが。

ちなみに、ぎっくり腰で鍼灸に行った時にマッサージを受ける事があるかもしれませんが、ぎっくり腰のような急性疾患にマッサージは厳禁です。それで翌日などになってもきちんと痛みが引いたままになっていれば専門家ならではの見極めなのかもしれないですが、痛みが続くという場合は、マッサージそのものの是非だけでなく、その術者の腕自体に疑いを持つべきでしょう。腕の悪い術者にかかり続ければぎっくり腰が悪化する可能性も十分にありますので、ほかの鍼灸院、あるいは整骨院や整形外科へかかることをお勧めします。


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