ぎっくり腰

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漢方薬はぎっくり腰の治療に効果があるのか?

漢方薬とは、体の中に存在する流れを制御し整える事で、体を理想的な状況に持っていこうとするお薬です。この考え方において、ぎっくり腰などは腰周りの流れに乱れが生じて発生するものであり、それに対処する漢方薬も当然のように存在します。

漢方に詳しい方が身近にいるなら、その方に自分の症状を話し、適切な漢方薬を教えてもらって見てはいかがでしょうか。今回は、軽くぎっくり腰の症状別に、効くような漢方薬をご紹介してみたいと思います。ただし、効き目には個人差がございますし、漢方薬で流れを整えられても、それを維持するには肉体的な改革が必要なので、過信は禁物です。ご参考程度にお考えください。

まず、ぎっくり腰に多いと思われる、じくじくと熱を伴うような痛みに対する漢方薬は、通導散などの流れを整える漢方薬です。唐突に発生した障害を取り除き、滞っていた流れを正常化してくれます。結果、腰周りにたまっていた流れにより引き起こされた痛みを消し、心身を正常な状態にもどす事ができます。

そして、熱を伴ったような痛みが引いた後ですが、それども腰をひねろうとすると激痛が走ると言うこともあるかと思います。寒い日の朝に起き上がろうとした時など、場合によってははじめからこの症状になる人もいるかもしれません。前述の痛みが、何らかの要因により流れを止めるような障害物が発生したようなものと考えるなら、こちらは流れそのものが弱まっている状況と言えます。この場合は、桂枝加朮附湯、疎経活血湯などの、流れを活性化させる漢方が有効です。

言ってしまえば、腰周りの凝りをほぐすわけです。肩こりに悩まされている方の中には、これらの漢方薬を試してみた方もいるのではないでしょうか。まさしく、腰版の肩こりなのです。肩こりに良く効く漢方薬を知っているなら、それはきっとこの腰こりにも良く効いてくれるでしょう。

簡単に説明させていただきましたが、漢方薬もお薬のようなものであり、妊娠中は避けるなど、使うにあたり少なくない注意事項が存在します。できれば詳しい肩にお話を聞いて、適切に摂取される事をお勧めします。それと、漢方は自然治癒能力を一時的に高めるようなものであり、意外と体力を消耗します。漢方薬を利用したならきちんと食事や休息をとり、適度な量を使用するよう心がけてください。

ぎっくり腰に効くアロマオイルでリラックス&ケア!

世の中にはいろいろなアロマオイルがありますが、ぎっくり腰になった時にどのアロマを使えば良いかわからないという方も多いでしょう。そこで、ぎっくり腰の症状と照らし合わせ、大まかにどのようなアロマオイルが良いか、軽く解説してみたいと思います。効果には個人差があるので絶対にこれが良いというような事は言えませんが、ブレンドする際の参考になれば幸いです。

まず、ぎっくり腰の痛みの正体ですが、複数の原因があるにしても、大体は炎症を併発していると思って間違いありません。炎症とは、ものすごく大雑把に言えば、その部位に血流が異常に多く流れ込んでいる状態の事を言います。そこで、腰に熱を持ったような痛みを感じる時は、ラベンダーやカモミール系のものがお勧めです。これらのアロマオイルが持つ鎮痛作用は、自律神経に働きかけ血流を正常化させるので、炎症を抑える効果があります。

ただし、マッサージの刺激は炎症を悪化させてしまう可能性がありますので、ぎっくり腰をやった直後にマッサージなどで強く塗りこむのは厳禁です。この段階では腰を暖めるのも良くないので、入浴も避けたほうが無難でしょう。患部に塗りたいという方は、オイルを混ぜた水で濡らしたタオルを当ててください。その際に清涼感のあるオイルを混ぜれば、気持ちよく痛みが引いていくと思います。

さて、数日間安静にすごし、炎症が収まって熱を伴った痛みが引いたとします。熱を伴った痛みがないけど動くと痛むと言うようなぎっくり腰の方は、はじめからこちらの状況かもしれません。そうなってきたら、今度はぎっくり腰の原因の一つである腰の筋肉のコリをほぐすために、血液の循環を良くし、体が温まるようなアロマオイルを選びましょう。スィートマージョラムやローズマリーなどがお勧めでしょうか。筋肉を緩ませるにはリラックスする事も重要なので、お気に入りの香りがあるならそれをメインにすえるのも良いでしょう。この段になれば、腰を暖めるのも重要なので、先ほどまでとは逆にお風呂で使えばより効果的かもしれません。ただし、これで熱を持った痛みがぶり返してきたなら、もうしばらく炎症対策を続けたほうが良いかと思います。

最後に、アロマだけでは骨の歪みを矯正したり運動不足を解消したりはできないので、あまりにぎっくり腰が続くようなら整形外科などで専門家の診察を受ける、ウォーキングやストレッチなどで体作りを行ってください。運動で疲れた体には、より深くアロマの香りが染み込んでいくでしょう。

ぎっくり腰におけるカイロプラティックの使い方

カイロプラティックとは、ありていに言えば西洋の整体であり、体の歪みを直す事を目的としたものです。保険適応外治療と言う意味でも、整体と通じるものがあります。

ぎっくり腰に対しては、痛みをなくすために行くと言うよりは、ぎっくり腰の原因となる骨格の歪みを矯正するために行くような、予防の意味合いが強くなります。なので、ぎっくり腰の痛みをなくすために行く、と言う利用法はあまりお勧めしません。ぎっくり腰を起こした直後などでは、むしろ炎症などを悪化させてしまうかもしれません。また、効果には個人差がある上、術者の技量しだいでも雲泥の差が出ますので、飛び込みで行くのはあまりにもリスキーといえるでしょう。贔屓にしてるところがあるとか、評判の良い人を知っているとかでない限りは、無理に選択肢に入れる必要はないかと思います。

では、実際に利用するならどういう目的で利用すれば良いかというと、カイロプラティックの目的どおり、体をいろんな意味で整えるために利用するのが良いでしょう。ぎっくり腰は直接的にせよ間接的にせよ、体の歪みから来る疾患といっても過言ではありません。ぎっくり腰の予防の為には、まず体の歪みを整える事から始めるのが基本であり、最も重要な事と言えます。いざぎっくり腰になった時はそうも言っていられないのでとにかく楽な姿勢安静にしておくべきですが、そうならないためにも、健康なうちにより健康になる。それこそが、ある意味最も根本的な治療法と言えるでしょう。

ただし、繰り返しになりますが、カイロプラティックや整体は術者の技量や自分の体との相性に強く影響されます。事前に評判を調べたり、実際に受けていまいち合わないと思ったなら、こだわらず別の方法を探すのが良いでしょう。カイロプラティックや整体も立派な選択肢の一つではありますが、あくまで数ある選択肢の一つでしかありません。

ぎっくり腰にインドメタシンを含む湿布を使用する際の注意点

ぎっくり腰に湿布を、とくにじくじくと熱を持ったような痛みに対処するために冷湿布を使っていると言う人は多いかと思います。冷湿布にはインドメタシンなど、炎症を抑える作用を持つものがあり、ぎっくり腰の熱を伴うような痛みの元である炎症に効果的な対処方法と言えるでしょう。ですが、だからと言って何時までも湿布をつけ続けていてはいけません。

インドメタシンは、筋肉の再生を阻害する働きを起こします。と言うより、インドメタシンの主な効能はこの作用によるものといって良いでしょう。なぜ再生の邪魔をするのが良いのか疑問に思われるかもしれませんが、これは、筋肉が再生する際に発生する痛みを抑える意味と、炎症により筋肉が過剰に作り直されるのを防ぐ意味があります。筋肉再生に伴う痛みがピンと来ない方は、いわゆる筋肉痛を思い浮かべていただければわかりやすいでしょう。炎症のような過剰反応に対しては、この抑制効果がうまく噛み合って効果を発揮するのです。熱を伴う痛みがあるうちはそれほど問題にならないでしょう。

ですが、炎症が治まり健康体になってからも腰に湿布を張り続けると、当然、筋肉の作り直しが邪魔され続け、どんどん腰の筋肉が弱くなってしまいます。そうなれば、ただでさえぎっくり腰を起こして固まってしまった腰がさらに凝りやすくなり、再びぎっくり腰を起こしたり、慢性的な腰痛に悩まされるなどの悪循環を起こしてしまうでしょう。

湿布と言うと適当に使っても問題ないように感じるかもしれませんが、立派なお薬の一つです。用法用量を理解して正しく使わなければ、副作用を起こして体を悪くすることもあります。ぎっくり腰がじくじくと酷く痛む間は湿布などを使って対処する事も必要かもしれませんが、痛みが引いてきてからは体が持つ自然治癒能力に任せる事こそが重要と言えるでしょう。

ぎっくり腰は痛み止めを飲んでおけば良いって物じゃない!!

ぎっくり腰をやってしまうと、ついつい痛み止めを摂取しがちになってしまいます。確かにぎっくり腰に痛み止めはおおむね有効な対処だと言えますが、だからと言って多く飲めば良いというものでもありません。ですが、やはり痛いと痛み止めを飲みたくなってしまうのも事実でしょう。そこで、痛み止めのお薬は何を目的で服用すべきなのかを今一度確認し、ぎっくり腰への正しい対処法を考えて見ましょう。当然ですが、お薬をご使用の際は用法用量を正しくお守りください。

まず、痛み止めの目的の一つは、当然、痛みへの対処です。ここで重要なのは、痛み止めの名の通り痛みを止める、と言うよりはむしろ、痛みを抑えるような働きをする事です。痛み止めを飲んだのにまだ痛むという事もあろうかとは思いますが、それは必ずしもお薬が効いていないわけではありません。ある意味、当たり前の事ともいえるでしょう。ですので、痛みが続いているからと定められた用量以上にお薬を飲んだりせずに、腰を固定したり痛みの少ない姿勢をとる、患部を冷やすなど別の方法で対処し、それでもあまりに痛むようでしたら医師にご相談ください。

さて、ぎっくり腰への痛み止めの目的は、実は痛みを抑えるためだけでなく、痛みの元である炎症を抑える効果もあります。そして、痛みがなくなったからといって炎症が完全に治まったとは限りません。ですので、痛みがなくなったからとすぐに服用をやめるのではなく、特に医師から定期的に摂取するよう言われた時などは、指示通りにしばらく続ける事をお勧めします。

最後に注意しておきたい事として、痛み止めはぎっくり腰の原因を取り除くものではない事をご理解ください。ぎっくり腰は筋肉の凝りや骨の歪みなどから起こるもので、痛み止めではそれらを正す事はできません。痛み止めはあくまで一時しのぎの対処療法であり、根源的な治療ではないのです。痛み止めでぎっくり腰をやり過ごせた後は、その原因を突き止め、矯正するための対処が別に必要になることは覚えておいたほうが良いでしょう。

ぎっくり腰の治療に整骨院と整形外科のどちらを選ぶべきか

ある日突然ぎっくり腰になってしまったけど、整骨院と整形外科のどちらに行けば良いのかわからない。至極もっともな疑問ですが、結論から言えば、どちらへ行ってもかまいません。しいて言えば、近くにある、顔なじみの先生がいるなど、より気軽に通える環境を選ぶか、評判の良し悪しで判断するのが妥当なところです。ですが、近くに知り合いの先生がいなかったり、評判の良し悪しをどう判断すれば良いのかわからないという人も多いかと思います。そこで、整骨院と整形外科の違いを簡単にあげてみましょう。

整骨院とは、簡単に言えば投薬やレントゲン・外科手術などを行えない整形外科です。こう書くと整骨院に行く意味がなさそうに見えますが、裏を返せば、投薬や手術などによらない治療のプロフェッショナルともいえます。お薬は体に合わないという人もいるでしょうし、合わないとまでは言わずとも投薬やレントゲンを受けるのがなんとなく怖いという方は、整骨院を選ぶのが良いのではないでしょうか。

ただし、整骨院に通っているけどなかなか症状が改善しないという時は、整形外科で診察を受ける必要があるかもしれません。整骨院ではできない診察を受けられるという事もありますが、単純に医師を変えるという意味もあります。もっともこれは、整骨院の治療が整形外科に劣るという意味ではありません。人の体は一人一人違うので、有効な治療の仕方というのも個人差があるのです。なので、今の治療法が体質的に会わないと感じたなら、掲げている看板にこだわらず選択肢を広げてみるのが重要です。当然、整形外科の治療が体質に合わないと感じたなら整骨院を探してみるのも良いでしょう。なお、かかる医師を変えた際は、以前、あるいは現在どんな治療を受けているか報告しておいたほうが良いかと思います。現状の把握に繋がりますし、治療の内容によっては互いに悪影響を与えてしまうかもしれません。

ちなみに、注意しておきたい事としては、整骨院では慢性的な腰痛に関しては保険が降りません。ぎっくり腰ならば大体は腰の捻挫として保険が降りますので心配ないと思いますが、あくまでぎっくり腰は俗称であり、正確な病名ではありません。年がら年中腰が痛むのをぎっくり腰と思って整骨院に行くと保険が降りなかった、という事はありえますので、お気をつけください。

ぎっくり腰をいち早く完治するために家庭で出来る事

ぎっくり腰になった時、もちろん整形外科医などの専門家に観てもらうのが一番ですが、多くの病気と同じように、家庭での対処も重要になります。

ぎっくり腰になった時は、何をおいても安静にする事が一番です。特にぎっくり腰になった直後は、無理に動こうとせず横になって楽な姿勢を取り、腰に負担をかけないようにしましょう。痛みがひくまで2・3日かかることもありますので、仕事などがあっても休む事をお勧めします。無理を押して仕事をしても、作業能率が下がるばかりか、ぎっくり腰の治療が遠のき、結果としてマイナスになってしまいます。それでも出なければならないと言う時は、コルセットなどで腰を固定し、出来るだけ痛みの少ない楽な姿勢をとるよう心がけるのが良いでしょう。ただし、繰り返しになりますが、ぎっくり腰には安静にするのが一番であり、それ以外は苦肉の策にすぎません。仕事に限らず、人に代わってもらえることは、恥ずかしがらずに任せてしまいましょう。

ぎっくり腰は腰の捻挫のようなもので炎症を起こしているので、熱を伴った痛みがひくまでは患部を冷やすのも有効です。ただし、冷やそうとするために患部へ負担がかかるような姿勢を続ければ本末転倒なので、氷嚢をタオルや包帯などで固定したり、冷たいシップなどを張るなど、楽な姿勢のままで冷やす手段をとり、無理な場合は安静にする事を優先しましょう。家にシップがないからと痛みを押して買いに行くのもやめた方が無難です。お風呂なども出来れば避け、濡れタオルで体を拭くなど腰を暖めない方法を取るのが良いでしょう。

さて、患部を冷やしながら安静にする事で、ぎっくり腰の痛みが引いたとします。しかし、ぎっくり腰を完治する上で、本当に重要なのはここからです。最初に言ったように、ぎっくり腰は尾を引きやすいので、痛みが引いたからといって油断してはいけません。痛みがひいたというのは、裏を返せば注意が薄れるという事であり、ここでの油断は悪化や慢性化のきっかけになってしまいます。

先ほどぎっくり腰には腰を冷やすのが良いと書きましたが、痛みが引いてからはむしろ腰を暖め、血行を良くして凝りをほぐした方が良くなります。さじ加減が難しいところですが、とりあえず痛みが引いてきたら冷やすのをやめ、痛くなったら冷やすくらいの気でいるのが良いでしょう。コルセットについても、負担がかからないということは運動機能の低下に繋がるので、痛みが引いてきたならコルセットに頼らない方が今後のためになります。

最後に、痛みがひいたからといって病院通いをやめるのではなく、特に病院へ行く前に痛みが引いたという人は、一度きちんと整形外科の診断を受けることをお勧めします。単純な運動不足などが原因であっても、具体的にどのようにして運動機能を回復させるかの指示を期待できますし、ぎっくり腰の原因となるような別の疾患が発見されるかもしれません。出来るだけくせを残さず治療するために、一度は医師の指示を仰いで見てはいかがでしょうか。

ぎっくり腰に対しブロック注射を行うべきか否かを考える

ブロック注射とは、簡単に言えばピンポイントな痛み止めであり、特定部位の自浄作用を意図的に低下させるものといえます。そんな事をしてなんになるんだ、と思うかもしれませんが、人間の自浄作用は必ずしも良い事ばかりではありません。蜂に指されて死んでしまうアナフィラキシーショックも自浄作用の暴走ですし、それは極端にしても、花粉症などのアレルギー反応を思い浮かべていただければ、自浄作用が悪さをする事もあるとわかっていただけると思います。

ぎっくり腰においてブロック注射は、炎症を抑えるという意味が強いといえるでしょう。簡単に言えば患部を冷やすのをより効果的に行っているようなものです。なので、ぎっくり腰の痛みの主な原因と思われる炎症に対しては十分有効な治療法といえるでしょう。ただし、ぎっくり腰は炎症のみが起こっているとは限らないので、ブロック注射をしていれば安心、という類の治療法ではありません。むしろ、一時しのぎを目的とした治療と言えるでしょう。

特に、下腹部に痺れを感じるような時は骨の歪みなどで神経が圧迫されている可能性がありますので、ブロック治療とは別にレントゲンなどの診察を受け、ぎっくり腰の原因を突き止めると共にそちらの治療を受けなければなりません。また、運動不足で筋肉が固まっていた場合でも、とりあえず熱を伴うようなぎっくり腰の痛みにはブロック注射で問題ないかと思いますが、それで柔軟な筋肉が付くわけではないので、ぎっくり腰が治った後にウォーキングやストレッチで柔軟な筋肉をつけるように心がけましょう。そうしなければ、再びぎっくり腰の憂き目に会ってしまいます。ただし、もちろん、実際にぎっくり腰にあい、痛すぎて日常生活に支障をきたすという時は、ブロック注射は有効です。頼りすぎても意味はありませんが、適切に使用する分には有用な治療法でしょう。

ぎっくり腰は予防が難しいと言われ、事実、初めてぎっくり腰になるまでは意識を向けろというほうが難しいかと思います。ですが、はしかと違って、一度ぎっくり腰になればもう二度とならないというものではないのですから、むしろそれからがぎっくり腰対策の本番です。運動不足の解消、骨格の歪みの矯正など、再発防止のためにできる事はいくらでもありますし、それを意識的に継続する事こそが重要です。ですが、それを徹底できず、あるいは徹底している気でいても、再びぎっくり腰になることもあるでしょう。ブロック注射は、これらの対応策を意識した上で、あくまで実際に腰をやってしまった時の対処策として選択肢に入れるべき治療法といえます。

鍼灸をぎっくり腰の治療に有効活用する方法

ぎっくり腰は筋肉が痙攣を起こしている事が多いので、鍼灸により余計な刺激を与えずピンポイントに筋肉の痙攣を抑えるのは、非常に有効な対処法だといえます。ぎっくり腰に対す根源的な治療や予防策とは言いがたいですが、とりあえず痛みを抑えたいという方には一番向いているかもしれません。ただし、鍼灸は原理のわからない経験則的な施術が多いので、その効果は術者の方の技量に強く影響されます。なので、事前に評判の良し悪しを調べるのが半ば必須ともいえます。

以上の性質上、鍼灸は初めてぎっくり腰をやって慌てて向かうというよりは、何度もぎっくり腰に悩まされている人が、整形外科などで根源的な治療を受ける傍ら、実際にぎっくり腰になった時の療養所のような形で普段からチェックを入れる、という利用法が向いているのではないかと思われます。いわゆる西洋医学と東洋医学の双方からアプローチする事で、より効果的な治療を望める事もあるでしょう。

また、先ほど鍼灸はぎっくり腰に対する根源的な治療法ではないといいましたが、ぎっくり腰は姿勢や骨の歪みから来る事も多いので、鍼灸により筋肉をほぐして姿勢を良い状態に保つ事で、長い眼で見れば慢性的なぎっくり腰を改善の方向へ向ける可能性もあります。そのような利用法をする場合は、漠然と鍼灸へ向かうのではなく、運動などで腰を動かした後にリラックスするつもりで鍼灸に行くのが良いでしょう。筋肉というのは負荷をかけなければ発達しませんが、逆に負荷を掛けっぱなしでも発達せず、強い負荷をかけた後は急速が必要なのです。特に腰は日常的に負荷のかかりやすい場所なので、鍼灸は鍛えたい筋肉の休息を図る上でうってつけとも言えるでしょう。運動にこだわらずとも、重労働をした後などに通うだけで結構違ってくると思います。もちろん、腕の良い術者にかかれるならという条件は付きますが。

ちなみに、ぎっくり腰で鍼灸に行った時にマッサージを受ける事があるかもしれませんが、ぎっくり腰のような急性疾患にマッサージは厳禁です。それで翌日などになってもきちんと痛みが引いたままになっていれば専門家ならではの見極めなのかもしれないですが、痛みが続くという場合は、マッサージそのものの是非だけでなく、その術者の腕自体に疑いを持つべきでしょう。腕の悪い術者にかかり続ければぎっくり腰が悪化する可能性も十分にありますので、ほかの鍼灸院、あるいは整骨院や整形外科へかかることをお勧めします。

ぎっくり腰の強い味方、薬の効果で激痛を乗り切ろう

ぎっくり腰は、とにかく痛いものです。動けないほどの激痛なので、まずは安静にすることと、患部を冷やすことが第一です。これがぎっくり腰を治す、唯一の方法とも言えるでしょう。しかし、炎症や痛みを薬で軽減することは出来ます。消炎・鎮痛剤や、同効果のある張り薬・塗り薬などで、少しでも痛みを軽減したり、炎症を沈めることは期待出来るでしょう。

こうした薬は、市販の飲み薬や湿布でも構いません。本来であれば、整形外科でレントゲンを撮ってもらい、他に骨や筋肉、内臓などの異常がないかを診断してもらってから、薬を処方してもらうのが一番なのですが、とにかく数日間は痛くて動けないのが現実です。病院に行くのも誰かの助けがなければなかなか無理なことだと思います。そういう場合は、購入を頼むことも可能な市販薬で十分なのです。

ぎっくり腰の場合に最も多く使われる薬としては、まず非ステロイド抗炎症薬です。市販薬でいえば、ロキソニンやボルタレンです。強い炎症や痛みを抑えるのに効果的な薬なので、ぎっくり腰のような激痛時に適しています。しかし、効果が強いが故に、その副作用として、胃腸への負担も大きいので、いくら痛いからと言っても、きちんと適量を守りましょう。医師に処方してもらったのであれば、もちろんその量を守りましょう。

湿布薬などの外用薬を使用する場合は、まず冷却効果のあるものを選ぶことが大切です。炎症を起こして痛みのある場合は、冷やして血管を収縮し、痛みを軽減させなければなりません。誤って温湿布などを使用し、温めて血行を良くしてしまうと、痛みがひどくなってしまいます。十分に注意しましょう。市販のものを選ぶ場合は、冷感タイプのものにしてください。消炎効果があると言っても、冷湿布でも温湿布でもない第二世代の湿布は、この時期効果的ではありません。

ぎっくり腰のつらい激痛は、数日間は耐えるしかないのが現実ですが、少しでも痛みを軽減させる方法として、是非こうした薬の効果を利用し、苦痛に耐えていただければと思います。

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